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福丸劇場【第0話】
福丸の真実
▲店長の膝でウトウトする福丸
福丸の正体がついに判明です。
登場してから早くも約1年2ヶ月の福丸。
一番面倒を見ている店長にはワガママな福丸。
今ではすっかり我が家に溶け込んでしまった福丸。
毎日エサをもらい、散歩も連れて行ってもらって当然の福丸。
散歩中も見知らぬ人達からよく頭を撫でてもらっている人気者の福丸。
ついにはハードコアなファンがつき、看板コーナーを持つにまでになった福丸。
息子から質問されたこと
ある日のことです。
扇風機で涼みながら横たわっているラブラドールを、店長が汗だくになりながら必死でブラシを行なっていたところ
息 子「お父さんにとって福丸って一体何? ハナは分かるけど」
と、いつになく真面目に聞いてきました。
正直、考えたことがなかったです。
1歳過ぎまでは間違いなく店長の悪夢だった福丸です。
が、今では別の犬みたいに不気味なほど落ち着いています。
福丸的には、ただ大人になっただけでしょうが。
ある日を境に福丸がピタッと落ち着いたことを実感した時の感慨深さは、ここでは言い表せません。
どれだけ店長の手を煩わせたのか…。
どれだけ叱り続けてきたか…。
どれだけ名前を裏切ってきたか…。※いずれ店長に福を与えてくれるそうなので福丸。詳しくは第1話「福丸登場」をご覧ください。
どれだけ損害を出したのか…。
その時はしばらく息子に返事をせず、この1年近くを振り返っていました。
店 長「誰も面倒見なかったから世話しだしたとはいえ、飽きっぽく短気な俺がよく…」
そんな店長の感慨深さとは裏腹に、ブラシをする手が休まると
福 丸「手が止まった…」
と、店長の手を舐めてブラシを催促してくる福丸。
ブラシを再開しながらしばらく考えていたんですけど。
息子への答えはまさかの...
店 長「福丸はお父さんの親友だ。なんだったら兄弟といってもいい」
ついにここまで来ました。
犬と人間の垣根を超えて、店長の親友であり兄弟の座を獲得した福丸。
人間年齢でいうと、2019年6月現在で18歳位のはずです。(実はまだ子犬のレベル)
子供というには年を取っています。
兄弟というには若すぎるのですが。
福丸からは「忍耐」という言葉以外にも、教わることは今もって多いです。